ろとの日常道中膝栗毛

秩序のない現代にドロップキック

ボンバーマンジェッターズをすこれ(ネタバレ注意)

今日は、私が一番好きなアニメ

ボンバーマンジェッターズについて

話そうかと思います。

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ネタバレを含みますので、

 視聴の予定がある方や、

 この記事を読んでる途中で

 「見てみたいな~」って思った方は

 ブラウザバック推奨です。

 

 

まず、「ボンバーマンジェッターズ」とは

ゲーム原作の「ボンバーマン」を題材とした

オリジナルアニメ作品です。

2002年にアニメ化されたので、

この記事を書いている時点で

だいたい16年前の作品になります。

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内容は一応子供向けに作られているんですが

なぜ数あるアニメ作品の中で一番好きと

言い切れるかというと、

表面では子供向きでもその裏に

とんでもなく深いテーマ性が隠されていること、

丁寧なストーリー展開かつ

伏線の散りばめ方が絶妙であることなど

いろいろな面で考えさせてくれる作品だからです。

 

実際私も、子供の頃なんとなく見ていた頃は

ストーリーを理解できていませんでしたが、

大学生のころに見直したことで

とんでもない勢いでドハマリしてしまったのです。

アニメの円盤なんか高くて買わねえよ!

って思ってた私が唯一

4万円かけてBlu-ray BOX購入したくらいです。

 

【シリアスかつ深いテーマ性のストーリー】

そろそろ内容に触れます。

表向きにはボンバーマンという題材ですが、

裏を返してみればそこには重厚なストーリー展開があります。

第1話は、主人公シロボンマイティの関係性や

マイティがボンバーマンジェッターズという

自警団のリーダーをしていたこと、

シロボンがマイティに憧れていたことなどが描かれますが、

第2話で、マイティは行方不明となったことが明かされます。

そして、マイティの代わりとして

シロボンはボンバーマンジェッターズへと入団します。

まだ未熟なシロボンがジェッターズで成長するとともに

マイティの行方不明となった理由や

その周辺の人々の心情の変化などが描かれていく

…という展開です。

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ですが、しばらく話が進むとジェッターズの前に、

マックス」と名乗るアンドロイドが現れ、

マイティは俺が殺した」と宣言します。

幼いシロボンはこの発言にひどく動揺しますが、

マックスがシロボンとマイティしか使えない

風船ボム」というボムを使用したことにより

シロボンはマックスのことを兄マイティだと思いこむようになります。

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周囲の静止を振り切りマックスに

近付こうとするシロボンでしたが、

中盤でマックスはマイティを殺した張本人であり、

かつマイティの記憶と能力を完全にコピーした存在

であることが明かされます。

 

そしてその後にも、

マイティの記憶、能力、そして性格を持つ

ゼロ」というアンドロイドが現れることで

さらに話は複雑となっていきます。

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マックスやゼロは誰がなんのために作ったのか?

マイティは生きているのか?

といったことを主軸に話が進みますが、

この結末は君の目で確かめてくれ!

(Vジャン風)

 

いや、本当に多くの人に見てほしいんですよ。

本当はここまでネタバレもしないで

完全初見で見てほしいんですけど、

ボンバーマンっていう題材や

子供向けっていう表面だけ見て

見てくれない人ばっかりなので、

人に勧めにくい作品なんですよね。

 

【キャラクターと世界観】

次に、このアニメは本当に

1人1人のキャラクターがいい味を出してるんですよね。

 

まず、主人公の声を演じる

声優の金田朋子さんですが、

最近バラエティー番組で

頭のおかしい面白オバサンみたいな扱いされてますが、

本作に置いては演技力が尋常じゃないです。

ギャグシーンからシリアスシーンまで、

泣いたり叫んだりするシーンは迫真です。

1話と比べて最終話までに

非常に演技が成長するのも見どころの一つ。

 

他キャラクターを例に挙げても、

使い捨てのキャラクターが存在せず、

一度出てきたキャラクターは

必ず他の場面でも登場するなど、

すべてのキャラクターに愛着が湧くように作られています。

 

悪の組織として、「ヒゲヒゲ団」という

謎のロボット軍団を率いる組織が登場しますが、

その幹部「ムジョー」はそのインパクト大の見た目

敵として、漢として惚れざるを得ない性格で、

誰でも好きになってしまうような

キャラクターではないかと思います。

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ヒゲヒゲ団員

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ムジョー

 

【これぞアニソン!印象に残る主題歌】

作品のイメージを彩る主題歌も、非常に印象的です。

今ではアニメの主題歌といったら

流行りのバンドや、人気声優が歌うことばかりですが

昔ならではの「そのアニメのために作られた曲」で、

かつ誰でも一度聞けば忘れない曲調

かなりクオリティが高いのではないでしょうか。


ボンバーマンジェッターズOP

歌っているのは「ポップンミュージック」などにも

楽曲提供をしている、歌手の「すわひでお」さんです。

 

【視聴した人の圧倒的高評価】

実は、本作はDVD-BOXが出ていたんですが

品薄と人気によってプレミアがついており、

すべて集めると20万ほどかかる計算だったのですが

BD化してほしいアニメを投票するプロジェクトにおいて

有志のファンによる結束で

3位という結果を残したため、

2015年に13年の時を経てBD-BOXが発売された

という経歴を持ちます。

それほど、ファンが多く、

ファンに愛されている作品ということですね。

jettersbd.web.fc2.com

 

Amazonのレビューも堂々の

星5が全体の94%

星4が全体の6%

見たこともない高評価を受けています。

レビューの文章も一読の価値ありです。

 

まだまだ語るには書くことが多すぎて

このブログでは書ききれそうもないので

今日はこのへんで終わりたいと思います。

少しでも興味を持ってくれた方がいれば

ぜひ視聴してみてはいかがでしょう!!